Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Bousselots 2018 – Domaine Robert Chevillon

ワイン

ニュイ・サン・ジョルジュのプルミエ・クリュ、LES BOUSSELOTSのテイスティングノートです。作り手はDomaine Robert Chevillonで、ヴィンテージは2018年です。

ワインの基本情報

生産地: フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ地区 ニュイ・サン・ジョルジュ村 1級畑 LES BOUSSELOTS

生産者: Domaine Robert Chevillon

品種: ピノ・ノワール

アルコール度数: 14.0%

ヴィンテージ: 2018年

市場価格: 17,000円前後

生産地について

ブルゴーニュ地方はフランスの東部に位置し、ボルドーと並んで多数の銘酒を生み出す偉大なワイン産地です。ブルゴーニュは南北に長く、北からシャブリ地区、コート・ド・ニュイ地区、コート・ド・ボーヌ地区と続きます。コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌは「コート・ドール(黄金丘陵)」と呼ばれ、ブルゴーニュの中でも最高級の特級畑を多く擁し、名高いワインを生み出す中心地です。ニュイ・サン・ジョルジュ村は、コート・ド・ニュイの南部に位置し、ニュイを代表する村の一つです。本ワインは、LES BOUSSELOTSという畑のブドウから造られたもので、プルミエ・クリュ(1級畑)に格付けされています。

生産者について

ドメーヌ・ロベール・シュビヨンは、ニュイ・サン・ジョルジュの老舗ドメーヌです。20世紀初頭にシンフォリアン・シュビヨンがワイン造りを始め、ドメーヌはシュビヨン家によって代々受け継がれてきました。ロベール・シュビヨン氏は2003年に引退し、現在はその息子たちがドメーヌ引き継いでいます。

ドメーヌ・ロベール・シュビヨンは、ニュイ・サン・ジョルジュの8つの区画のプルミエ・クリュを所有しています。そのうちの3区画である、レ・カイユ、レ・ヴォークラン、レ・サン・ジョルジュには、樹齢75年以上の古いブドウの木があることで知られています。

ワイン造りにおいては、化学肥料や農薬の使用を最小限に抑えた、環境に優しい方法でブドウが栽培されています。発酵はステンレスタンクで行われ、その後、フレンチオークの樽で熟成されます。新樽比率は控えめの約20~25%で、オーク樽の影響を抑え、ブドウ本来の風味を重視しています。

テイスティングノート

印象

ラズベリーやブラックベリーなどの赤系・黒系果実に、バラやチョコレートのアロマ、クローブのスパイシーなニュアンス。ジュブレ・シャンベルタンほどではないもののしっかりとした骨格があり、ほんのりと甘やかで豊かな果実味があります。タンニンはこなれていてとてもスムースです。酸味もエレガントで、バランスが非常に良いです。ゴールドのアンティーク腕時計のような、宝飾品をイメージするワインです。

ペアリング

鶏もも肉とニンニクのローストにマッチしました。やはりブルゴーニュのピノ・ノワールと鶏肉の組み合わせは間違いありませんね。しかし、デザートにいただいたストロベリー入りの抹茶チョコには、さらに完璧にマリアージュしました。抹茶やチョコレートの苦味がワインのチョコレートのアロマと溶け合い、また果実味にストロベリーが混ざることで、マルサネのようなチャーミングな味わいも現れました。

評価

★★★★☆

星4つです。今回は7年熟成で飲みましたが、タンニンもこなれていてとても美味しかったです。さらに長期熟成させると、より複雑なアロマが現れるかもしれません。

まとめ

Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Bousselots – Domaine Robert Chevillon 2018は、しっかりした骨格を持ちながら、エレガントな酸味とスムースなタンニンがバランスを整えた、とても美しいワインです。ぜひ、鶏肉料理やチョコレートなどと合わせてみてください。

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