BOURGOGNE PINOT NOIR 2022 – Chanson Pere & Fils

ワイン

シャンソン・ペール・エ・フィスによるACブルゴーニュ、2022年ヴィンテージのテイスティングノートです。

ワインの基本情報

生産地: フランス ブルゴーニュ

生産者: Chanson Pere & Fils

品種: ピノ・ノワール

アルコール度数: 12.5%

ヴィンテージ: 2022年

市場価格: 5,000円前後

生産地について

ブルゴーニュ地方はフランスの東部に位置し、ボルドーと並んで多数の銘酒を生み出す偉大なワイン産地です。ブルゴーニュは南北に長く、北からシャブリ地区、コート・ド・ニュイ地区、コート・ド・ボーヌ地区と続きます。コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌは「コート・ドール(黄金丘陵)」と呼ばれ、ブルゴーニュの中でも最高級の特級畑を多く擁し、名高いワインを生み出す中心地です。ブルゴーニュワインの格付けは上から、グランクリュ、プルミエクリュ、ヴィラージュ、レジョナルと分けられますが、このワインはレジョナルのため、ブルゴーニュ全域が対象となる広範囲のA.O.C.となります。

生産者について

シャンソン ペール エ フィス(ドメーヌ・シャンソン)は、ブルゴーニュ地方中央部のボーヌに拠点を置くワイン生産者兼ネゴシアンで、コート ド ボーヌに広大なブドウ畑を所有していることで知られています。

このドメーヌは、ワイン製造と販売だけにとどまらない商社、メゾン ヴェリーとして 1750 年に設立されました。1777 年に最初のセラーを取得し、現在も使用されています。アレクシス・シャンソンは19世紀前半にドメーヌの経営を開始し、1847年にヴェリー家の株式を購入して農園の名前を変更しました。ドメーヌ・シャンソンはシャンソン家によって運営されていましたが、1999年にシャンパーニュ・ボランジェの持株会社であるソシエテ・ジャック・ボランジェに再び買収されました。

シャンソンはブルゴーニュ各地の生産者からブドウを購入していますが、自社の代表的なワインはコート・ド・ボーヌの自社畑から造っています。同社はサントネ、シャサーニュ・モンラッシェ、ピュリニー・モンラッシェなどのアペラシオンのプルミエ・クリュとグラン・クリュのブドウ畑のみに45ヘクタール(111エーカー)のブドウ畑を所有しています。この面積のおよそ半分は、最も名声の高いボーヌのプルミエ・クリュのブドウ園 10 か所にあります。

テイスティングノート

印象

ストロベリーやラズベリーの赤系果実のアロマに、スミレのアロマ。チャーミングな果実味と小気味良い酸味があり、ブルゴーニュピノ・ノワールの良さを良く表している一本。ほうれん草とソーセージのキッシュに合わせました。典型的なブルゴーニュといった味わいなので、どんな料理にも合わせやすそうです。二日目はさらに香りが立っていて美味しかったです。アナゴ丼にもマッチしました。

ペアリング

一日目は、鶏もも肉とニンニクのロースト、ほうれん草とソーセージのキッシュに合わせました。どちらもブルゴーニュ赤にとても良く合う料理です。二日目はアナゴ丼と合わせてみました。このような濃い味のタレを使った料理とも良く合うと思います。

評価

★★★☆☆

星3つです。チャーミングな味わいの典型的なブルゴーニュピノ・ノワールといった印象で、とても美味しかったです。これよりも安い価格帯ですと、ただ酸っぱいだけの美味しくないピノ・ノワールも多くなってきますが、このワインを選んでおけば失敗はしないでしょう。コスパは高いです。

まとめ

BOURGOGNE PINOT NOIR 2022 – Chanson Pere & Filsは、チャーミングな味わいが特徴の、典型的なブルゴーニュピノ・ノワールです。価格も安価ですので、肩肘張らずに気軽に楽しめます。

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