ココマイスターの小銭入れをレビューします。オークバークパッチウェイの、ブラックリーフカラーです。名前からは黒をイメージしがちですが、実際に手に取ると意外な色味が印象的です。この意外性を深掘りします。
商品について

商品概要
- 外寸:縦7.3cm×横11.5cm×厚さ1.9cm
- 内寸:開いた時のマチ幅10cm
- 収納:マチ付きフリーポケット×2、カードポケット×2、コインポケット×1
- 外装素材:オークバークレザー
- 内装素材:オークバークレザー、ヌメ革
- 重量:75g
- カラー:イングリッシュオーク、イングリッシュオークII、オイルブラウン、オイルブラウンII、オークネイビー、ワインバレル、ブラックリーフ、ブラックリーフII、チャコールウッド、ウッドバーン
- 価格:¥33,000(税込)
ココマイスターのブランド概要と特徴
概要
ココマイスターは、2009年に日本で創業された高級レザーブランドです。熟練した日本の職人が手がける高品質な革製品を提供し、伝統技術と洗練されたデザインを融合させたアイテムを展開しています。
特徴
- ヨーロッパ産の最高級レザー
使用される革は、イタリアやイギリス、ドイツなどヨーロッパの老舗タンナーから厳選されたもの。代表的な素材にはコードバン、ブライドルレザー、オークバークレザーなどがあります。 - 日本の職人技
製品は日本の熟練職人によるハンドメイド。繊細な縫製や丁寧な仕上げによって、耐久性と美しさを兼ね備えています。 - エイジングの魅力
革が使い込まれることで味わい深い風合いに変化し、持ち主だけの個性が映し出されるエイジングが楽しめます。 - 実用性と高級感の両立
ビジネスシーンでも使える洗練されたデザインと、日常に耐えうる耐久性を持つアイテムが多いのが特徴です。 - 日本国内の直営店とオンライン展開
店舗では製品の質感やデザインを直接確認でき、オンラインでは詳細な製品情報をもとに購入が可能です。
ココマイスターは、伝統と現代的な美意識を兼ね備えたブランドであり、長く愛用できるアイテムを求める方に支持されています。
オークバークレザーについて
オークバークレザーは、ココマイスターを代表するシリーズに使用されている高品質な革素材です。その名前にある「オークバーク」とは、オーク(樫)の木の樹皮を意味し、革のなめし工程に使用される天然素材を指しています。この特別な製法によって、オークバークレザーは他の革にはない独自の質感と風合いを持つことで知られています。
特徴1:天然素材を使用した植物タンニンなめし
オークバークレザーは、植物タンニンなめしという伝統的な製法で作られています。植物タンニンなめしは、化学薬品を使わずに植物由来のタンニンを使用して革をなめす方法で、環境に優しいだけでなく、革の自然な風合いを最大限に引き出します。
この工程で使用されるオークの樹皮は、革にしっかりとしたコシと耐久性を与えると同時に、独特の深みのある色味を生み出します。また、時間が経つにつれてエイジングが進み、持ち主だけの味わい深い風合いに変化するのも魅力の一つです。
特徴2:経年変化(エイジング)の美しさ
オークバークレザーは、使い込むほどに革の表情が豊かになり、美しい光沢と深みが増していきます。特にブラックリーフのような色味は、最初はやや控えめなトーンですが、使い込むうちに革特有の輝きが現れ、他では得られない唯一無二の風合いへと変化します。
このエイジングの美しさは、日々の使用で自然に生まれるため、持ち主のライフスタイルや手入れによって異なる仕上がりになるのがポイントです。
特徴3:実用性と高級感の両立
オークバークレザーは、高級感と実用性を兼ね備えています。しっかりとした厚みと耐久性があるため、日常使いのアイテムでも長く使い続けることができます。また、革そのものが高品質であるため、使用中に生じる傷や擦れも「味」として魅力に変わるのが特徴です。
例えば、オークバークパッチウェイ ブラックリーフは、ビジネスシーンでも使いやすい洗練されたデザインと色味でありながら、革のしなやかさと耐久性を兼ね備えています。
レビュー
ラッピング


デフォルトでリボン付きのラッピングが施されていて、開ける前からテンションが上がります。そして開封すると、おしゃれなボルドーカラーの袋に包まれた商品が出てきます。開封時の悦びを最大に演出してくれる嬉しい心遣いですね。
大きさ


片手にコンパクトに収まるサイズ感で、ジャケットのタバコポケットにもジャストで収まります。ボトムスのポケットに入れても邪魔にならないサイズですので、スマホと小銭入れだけ持って手ぶらで出かけることも可能です。私はお札のみ長財布に入れて、メインのクレジットカード類を小銭入れに入れて併用スタイルで使用していますが、使用頻度は圧倒的に小銭入れの方が高いです。
収納

両サイドにカードポケットがあり、それぞれ2〜3枚のカードが入ります。私は片方に家のカードキー、もう片方に交通系ICカードを入れていて、カードを取り出さずにタッチして使っています。真ん中のコインポケットは正直そんなに小銭は入りませんが、小銭が増えたときはフリーポケットに入れると良いかと思います。私はクレジットカードや免許証など、合計8枚のカードを入れて使っていますが全然膨らんでいません。
素材感/カラー


革はしっかりとしていて、表面には細かいシボのような質感とヘアラインのような模様が確認されます。ブルームが完全に取れたときには、また違った見た目になっていそうです。
カラーはブラックリーフという名前がついていますが、ブラックと言うよりは焦茶に近い色味です。同じくココマイスターのブライドルバンガーブリーフの黒、ミラグロのブラウンの小銭入れと並べてみました。落ち着いた質感のダークブラウンであることが良く分かります。
ブラックリーフカラーは、ステッチもダークブラウン、ファブリック部もダークブラウンで統一感があり、ゴールドのファスナーとの組み合わせでとても上品です。細部にも拘って作られていることが伺えます。
まとめ
ココマイスター オークバークパッチウェイは、フォーマルにもカジュアルにも使える、紳士にオススメの小銭入れです。上品な質感で、所有する喜びを感じられます。ブラックリーフはシンプルな黒にはない面白みのあるカラーで、経年変化が楽しみです。皆様もご自身のライフスタイルで、唯一無二のオークバークを育ててみてはいかがでしょうか。